古いアイテム



このあいだの日曜日、「サザエさん」を見ていたら、駅の伝言板が話題になっていた。
それでユーミンの曲を思い出す。
アルバム『SURF&SNOW』(1980)に入っている「シーズン・オフの心には」という曲。

静かな駅の 伝言板は きれいに消されてた

と歌いだす。曲調はハワイアンで妙に明るいのだけれど、失恋の歌。

ぼくが学生の頃まではありましたね、駅の伝言板。チョークでメッセージを書く、黒板の小さなやつ。ある程度時間がたつと、順に駅員さんが消していくんですよね。
ちょっと情緒があるというか、背後にドラマを感じさせるというか、なかなかロマンティックなアイテムで、恋愛もの(歌とか、ドラマとか)には、うってつけの小道具だった。

いつの間にかなくなりましたね。
ケータイがあれば、こんなものはいらないのかもしれないが。
いや、ケータイの出現以前から、なくなっていたような気もする。


アイテムじゃないけど、もうひとつ思い出した。

ムーンライダーズの鈴木慶一が若かりし頃にやっていたグループに「はちみつぱい」というのがある。たぶん1枚だけアルバムが出ていて、それが『センチメンタル通り』(1973)。
これは、当時としては曲調、歌詞、歌い方を含めて、かなり新しいもの(それまでの日本の音楽界になかったもの)だった。今聞いてもなかなかできがいいと思う。C,S,N&Yの影響が感じられる曲もあるが。
その中の1曲で、おそらく、よく知られている曲に「塀の上で」(これはC,S,N&Yの影が濃い)というのがある。
その最後のほうに

羽田から飛行機で ロンドンへ

という歌詞が出てくる。
この曲ができた頃、羽田は国際空港(たぶん成田はなかった)だったからこういう歌詞になった。
ところがその後、羽田は国内空港になって、この歌の歌詞は実情にそぐわないものになった。
しかし、何年か前から、また羽田が国際空港になったので、この歌詞が実情に合うようになった、のかな。
羽田からロンドンに行く便、出てるんでしたっけ。

2012/02/23 15:23 | 音楽COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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