座右のCD



貴志祐介が『文藝春秋』に短いエッセイを書いている。
貴志は、プログレッシブ・ロック(ハードロックだったかな)をがんがん流しながら書くそうだ。プログレッシブ・ロックをかけながら、物を書くことは出来ない、と一般に言われているが、わたしはそうではない、と貴志は言っている。
これを読んで思わず膝を打った。
ぼくも似たようなものだ。

パソコンの横には、常時50~60枚のCDが置いてあって、とっかえひっかえ聴いている。
書くときは、ハードなものを流す。たとえば、レッド・ツェッペリン(今もBBCライブが流れている)。
読むときは、日本語、外国語を問わず、歌が入っているものはだめ。
読んでいるときは、ぼくにとって、人の声そのものが邪魔らしい。

『文藝春秋』のエッセイのなかで、貴志も書いているように、『悪の経典』という貴志の本のタイトルは、ELP(エマーソン、レイク&パーマー)のアルバム『恐怖の頭脳改革』(Brain Salad Surgery)に収録されている曲の邦題から取っている。
『恐怖の頭脳改革』は、ぼくが初めて聞いたELPのレコードだ。紙製のジャケットは表紙が左右に開けるように作ってあったと思う。当時はまだそれほど普及していなかったシンセサイザーの音を始めて聴いたのはこのアルバムだった。
『展覧会の絵』、『タルカス』、『トリロジー』など、のちにまとめて聴くことになるが、リアルタイムで聴いたのは、この『恐怖の頭脳改革』だけだ。

ELPは70年代に活躍したイギリスのプログレッシブロックバンド。
メンバーは、キース・エマーソン(キーボード)、グレッグ・レイク(ボーカル、ベース、ギター)、カール・パーマー(ドラムス)の3人。

グレッグ・レイクは、ELPの前は、キング・クリムゾンにいた。
昨年の秋ごろ、生田斗真主演の映画『脳男』の主題歌がテレビで流れていた。あの主題歌、「21世紀の精神異常者」を歌っているのがグレッグ・レイクだと言えば、聞き覚えのある方も多いのでは。
「21世紀の精神異常者」は、キング・クリムゾンのファーストアルバムの1曲目に収められている。レイクの声は本来、艶のある甘い声だが、この曲では、録音したあとに何らかの処理をして、声をひずませている。
キング・クリムゾンはいまでも好きで、CDに切り替わったとき、レコードから、買い換えた。かなりの枚数があると思う。
ELPのCDは持っていない。「タルカス」など、最近は、ELPの曲の人気が出てきているので、ときどき図書館で借りて聴くことはある。

先ほどまでは、レッド・ツェッペリンのBBCライブがかかっていたが、いまはローリングストーンズのベストアルバムがかかっている。

これから時々、座右にあるCDを紹介していく予定。
お楽しみに。


2013/04/29 09:50 | 音楽COMMENT(0)  TOP

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