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おもいでの夏



『ロシュフォールの恋人たち』の話が出たので、そのほかのルグランのCDについて書く。
『おもいでの夏』は、ジャズヴァイオリンの大御所ステファン・グラッペリとルグランが共演した1枚。
ピアノトリオとか、サックスとかも、好きだが、ぼくは昔から、珍しい楽器でジャズをやっているのも好きだ。グラッペリは、ジャンゴ・ラインハルトとバンドを結成して、戦前から活躍していた。リリカルで、哀愁のあるバイオリンの音が魅力的だ。一節聴けば、すぐにグラッペリの音だと分かる。

グラッペリのレコードは何枚か持っていたが、CDで持っているのは、この1枚のみ。これはけっこう気に入っていて、よく聴いている。

「セ・シボン」、「枯葉」などのスタンダードナンバー、「おもいでの夏」、「シェルブールの雨傘」などのルグランのオリジナル、そしてグラッペリの「5月のミル」やジャンゴの「雲」など、パリの香りがあふれている、粋なジャズアルバム。
お茶を飲みながら聴くのにいいかも(ぼくは、お茶を飲むときはテレビを見ながらですが)。

また、ジャケットのイラストを眺めているだけでも楽しいので、そばに置いておきたい1枚でもある。このイラストは、『プチ・ニコラ』のジャン・ジャック・サンペが書いている。



2013/05/15 21:33 | 音楽COMMENT(0)  TOP

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