アメフトから建築現場へ 補遺



図書館に行った。
仏和大辞典を引くつもりだった。
行ってみると、大中あわせて、10冊ほどの仏和辞典があった
せっかくだから、片端から引いてみる。
英語で「海賊」を意味するbuccaneerは、フランス語のboucaneer(ブカニア)から来ていると、手元の英和辞典に載っていると前回書いた。今回ぼくが引いた仏和辞典には、boucaneer(ブカニア)は載っていなかった。これはどうも現代フランス語ではないようだ。
boucanは載っている。
boucanには、大きく分けて、①大騒ぎ;騒音 ②(カリブ人の)燻製肉;(木製の)燻製網の2つの意味がある。ただし、辞書によっては、「大騒ぎ、騒音」という意味しか載っていないものもある(ぼくが持っている仏和辞典はこの仲間)。
英和辞典には、英語で、barbecueという説明があったので、 前回boucanを「バーベキュー用のグリル」と訳した。だが、仏語辞典を引き比べてみると、「(木製の)燻製用網」という訳語がふさわしいようだ。

boucanerという動詞形も、意味が詳しく載っているもの、言葉そのものが載っていないものなど、辞書によって様々だ。
辞書を引き比べて、意味をまとめると、①燻製にする、(太陽などが)焼く、(肌を)黒くする、[自動詞で](皮をとるために)野牛狩りにいく、②大騒ぎする、③悪臭を放つ、となる。

「(カリブ人の)燻製肉」という記述から考えるに、燻製に関わる意味で使われているboucan、boucanerは、カリブ海近辺のフランス語圏で使われている言葉のようだ。本来のフランス語では、boucan、boucanerは、それぞれ、大騒ぎ、大騒ぎする、という意味だったのではないかと思われる。

それにしても、英和辞典の語源の説明は誰のためにあるのだろう。記述が簡単すぎる。

2013/09/28 21:42 | 語学COMMENT(0)  TOP

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