セニョール・ボレロ



ホセ・フェリシアーノといったら、『雨のささやき』とか、『ハートに火をつけて』とか、『夢のカリフォルニア』とか、ギターの間奏が派手派手しい『ラ・バンバ』とか、ヒット曲がいろいろある。が、オリジナルは意外と少なく、ほとんどがカバーだ。上に挙げた中では、オリジナルは『雨のささやき』だけ。

手元のベスト盤を見ると、他にも『ハイヒール・スニーカーズ』とか、『ケ・サラ』とか、ジョン・レノンの『ジェラス・ガイ』とか、ビートルズの『イン・マイ・ライフ』とか、ストーンズの『ラスト・タイム』とか、エルトン・ジョンの『ダニエル』とか、いい曲なら何でも歌うといった観がある。しかし、何を歌ってもホセ・フェリシアーノ節になるから面白い。このクセのある歌い方は、好きになるとクセになる。

ところが、この『セニョール・ボレロ』というアルバムは、全編オリジナルでいっている、と言いたいところだが、スペイン語圏の歌を知らないぼくにはよくわからない。全編スペイン語で歌っているのだ。ボレロという歌の形式があるらしい。日本の演歌みたいなものか。このアルバムには、そのボレロ形式の歌が収められている。繰り返し聴いていると、切ないメロディのとりこになる。数年前に図書館で見つけて、すっかり気に入ってしまい、結局CD を買った。『セニョール・ボレロ』は好評だったらしく、『セニョール・ボレロ2』も出ている。

おそらくぼくが、ホセ・フェリシアーノを初めて聴いたのは、ラジオから流れていた『雨のささやき』だったと思う。そのころ、テレビでホセのショーを放映した。リンガフォン用のテープレコーダーをテレビの前にかざして録音した記憶がある。『夢のカリフォルニア』の後半で、ホセがギターとハモったときは、実に驚いた。それ以来のファンである。

昔、レコードで『心の糧』というアルバムを持っていた。これはいまでももう一度聴いてみたいアルバムだが、CD化されていない。『心の糧』というアルバムタイトルと、エルトン・ジョンの『人生の壁』(Border Song)が入っていたのしか覚えていない。珍しく、ホセがエレキギターを弾いていたような気もする。
アマゾンを検索していると、『心の糧』のジャケット写真がある。しかし、この写真がベスト盤に使われている。ということは、『心の糧』はもうCD化されないということか。

ホセ・フェリシアーノ・ベストセレクション

超絶技巧の演奏!
熊ん蜂の飛行

2014/01/27 10:19 | 音楽COMMENT(0)  TOP

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