オー、ロッド!



最近、ロッド・スチュワートのライブをYou Tubeで見つけた。これがきっかけで、唯一ぼくが持っているアルバムA Spanner in the Worksを聴き返した。1曲1曲が粒ぞろいだ。どれもロッドのオリジナルのように聞こえるが、ほとんどは様々なミュージシャンの楽曲をカバーしている。クリス・レアのWindy Townとか、トム・ペティのLeave Virginia Aloneとか、サム・クックのSoothe Meとか、ボブ・ディランのSweetheart Like Youとか、それほど知られていない佳曲が並ぶ。トム・ウェイツのHang On St. Christopherもカバーしていてこれがなかなかいい。(A Spanner in the Worksでは39分50秒くらい。)
で、図書館でトム・ウェイツのベスト盤を借りてオリジナルを聴いてみた。同じ歌とは思えないくらい違う。あまりにも渋すぎる。歌詞が聞き取れないぼくとしては、このバージョンで初めて聞いたら、完全にスルーしていた。トム・ウェイツはサードアルバムくらいまでは、まだ分かりやすかったと思うが、だんだん難解になっていった。
こうして聴き比べると、ロッドの選曲とアレンジのセンスがいい、というか一般向けなのが分かる。他の曲も、オリジナルで聴くとけっこう地味な曲が多いのかもしれない。
なお、アルバムタイトルA Spanner in the Worksは、throw a spanner in the works(仕事や計画の進行を邪魔する、ぶち壊す)というイディオムからとっている。邦題は本アルバムの7曲目に収録されている曲のタイトルをそのままとって「ユア・ザ・スター」。
ロッドは他にも、ロックのスタンダードをカバーしたアルバムをたくさん出している。だが、このアルバムはオリジナルとカバーが適度に混じっていて、選曲もよい。ロッドのベストアルバムの1枚と言ってもいいのではないか。
聴き返してみてそう思った。

2017/04/16 18:34 | 音楽COMMENT(0)  TOP

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