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フェリーニ・メドレー



 田中刑事は、フリーでイタリアの映画監督フェデリコ・フェリーニの映画音楽を使っていますね。
『甘い生活』とか、『道』とか、往年のイタリア映画ファンには懐かしい曲が流れる。曲を書いているのはニーノ・ロータ。
フェリーニの映画は、哀愁がある一方で、イタリアらしい猥雑さもある。まがい物っぽい感じもするし、さらに言えば「下品な美しさ」とでもいうべきものがある。こうしたフェリーニ映画を音楽で表現しているのがニーノ・ロータなのだ。
『道』の哀愁だけではない。フェリーニというと、日本ではどうしても『道』のイメージだが。
『サテリコン』『フェリーニのローマ』『フェリーニのアマルコルド』『ジンジャーとフレッド』『そして船は行く』などには、上に挙げた特徴も見られる。ぼくは特に、まがい物の感じが色濃くて、しかも文学的な『そして船はゆく』が好きだ。
フェリーニの独特の世界観をフィギュアで表現するのは難しいだろうと思う。
フェリーニの曲を使っているので応援していたのだが、残念だった。田中選手には、『道』以外のフェリーニ映画も見て、表現の幅を広げてほしいですね。

そう言えば、以前ピアソラの「ブエノスアイレスの春」も使っていたんじゃないかな。
ピアソラで滑るのも難しそうだ。

フェリーニとピアソラ。好みはぼくと合うのだが……

2018/02/18 22:32 | エッセイCOMMENT(0)  TOP