FC2ブログ

明治のパリに遊ぶ



与謝野晶子の夫としてしか知られていない鉄幹。

♪妻をめとらば、才たけて~、という詩だけは知られている?

いずれにしても鉄幹は、今では影が薄い存在だが、『鉄幹晶子全集』第10巻に収められている、鉄幹・晶子のパリ旅行記「巴里より」は、旅情をかきたてる。それは鉄幹の文章力に負うところが大きい。文章家としては、鉄幹の方が晶子より上のような気がするな。

実はこれ、鉄幹が旅行中に日本に書き送った原稿と晶子が旅行中に書き送った原稿を合わせて出来ている。二人がそれぞれの視点から書いたパリ旅行通信を東京の新聞社に寄せたものをまとめたものなのだ。

明治44年から大正2年にかけて、パリに旅行した時のことを書いている。
鉄幹は明治44年に出発した。船でスエズ運河からマルセイユを経てパリに入った。
晶子は翌45年にシベリア鉄道でパリに行く。

結構長い本で、しばらく明治の巴里を楽しめそうだ。

2019/05/02 18:14 | 本の紹介COMMENT(0)  TOP

 | BLOG TOP |