LHB



ランバート、ヘンドリックス&ロスというジャズボーカルのグループがあるのを知ったのは、確か高校生の頃だ。さっそくレコードを聴いてみたいと思った。しかし、当時ぼくが住んでいたような田舎町では、LHRのレコードは手に入らなかった。
いや、LHRの活躍していた時期がそのころよりずっと昔で、レコードが出ていなかったのかもしれない。
というのは、ぼくが見つけたたった1枚のレコードは、ランバート、ヘンドリックス&ベイヴァンのライブ盤だった。そう、ぼくがレコードを探していたときには、すでにアニー・ロスはグループから抜けていて、代わりに、ベイヴァンという女性が入っていたのだ。

このあいだ、マンハッタン・トランスファーの『ヴァイブレート』というアルバムを聴いていたら、ランバート、ヘンドリックス&ベイヴァンのレコードを持っていたことを思い出した。そして、ランバート、ヘンドリックス&ロスを聴きたいと思っていたのに、結局は聴かずじまいだったなあと思った。
そこで、You Tubeで検索してみた。
たくさん出てきますね。何十年かぶりに夢がかなった。この3人すごい! (ぼくが買ったレコードの頃は、けっこう晩年だったのかもしれない。若かった頃のパフォーマンスは圧巻だ。)
特にすごかったのが、エアジン。ソニー・ロリンズのサックスのパートをアドリブも含めて、すべて歌っている。
ふつう楽器でしか演奏しない複雑なメロディに、歌詞をつけて歌ってしまうというのが彼らのスタイルだ(スキャットも使うが)。こういうのをボーカリーズという。マントラもやっているし、アル・ジャロウもやっているが、ボーカリーズの元祖の1つがLHRなのだ。
歌詞はヘンドリックスが書いている。彼にはアテ書きの才能があった。
今でも、ボーカリーズの曲の中には、彼がメロディにあてて書いた歌詞が歌われているものがあるようだ。

ちなみに、エアジンAireginとは、ナイジェリアNigeriaを後ろから読んだもの。

2016/07/12 16:39 | 音楽COMMENT(0)  TOP

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