ノーモア スタッフ



ぼくの好きなドラマー、スティーヴ・ガッドがメンバーに入っているスタッフというグループのCDを3枚聴き返してみた。
いわゆるフュージョンというヤツですね。
ギターは、コーネル・デュープリーとエリック・ゲイル。ベースはゴードン・エドワーズ。キーボードはリチャード・ティー、そしてドラムスはスティーヴ・ガッドとクリス・パーカーという錚々たるメンバーで、演奏はすばらしいと思う。しかし、今聴くと曲が物足りない。
当時はこういうメロウなサウンドが流行ったんですね。というか、スタッフが最初にこういうサウンドを作り出したのが、流行ったといった方がいいのかな。
たしか、My Sweetnessという曲は、NHKFMの音楽番組のオープニングテーマになっていたはずだ。このメロディ、聞き覚えのある方もいると思う。

スタンダードなジャズはいつまでも古びないけれど、流行りのサウンドはすぐに古びてしまう。それで今聴くと物足りないのだろう。
メンバー一人一人が凄腕のミュージシャンだから、繰り返し聴いていると、さすがに上手いものだなと思う演奏だ。しかし、ただリズムをキープすればいいだけの曲で、スティーヴ・ガッドがドラムをたたく必要性があるのかなとも思う。
ソロアルバムを聴くと分かるが、ガッド自身はこういう単純なドラミングのほうが好みのようだ。しかし、いくらでもクリエイティヴなドラムが叩けるのだから、もう少し目立ってもいいのではないか――というのがぼくの感想。

中也の詩句を借りよう。

廃れっちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる……

2016/08/20 18:45 | 音楽COMMENT(0)  TOP

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