トロムセ



 河出書房新社から出ているメグレ・シリーズは全部で50巻ある。3年ほど前から、少しずつ読み継いでいる。前から順に読んできたが、今回は趣向を変えて、後ろの方から読んでみようと、シリーズ47冊目の『霧の港のメグレ』を読んだ。
 しかし、読んでいるうちに、これは以前読んだことがあると気が付いた。間違いなく読んでいる。ストーリーを覚えているもの。巻末に載っているメグレ・シリーズ全50巻のリストをコピーして読書ノートに貼り、読んだものはチェックを入れているのに、この巻にはチェックが入っていなかった。
 おそらく、何年か前にも後ろから読もうという気を起こして、『霧の港のメグレ』を読んだものと思われる。すっかり忘れているのだが。
 で、時々書いていることだが、読書していると偶然が重なる。『霧の港のメグレ』の登場人物の一人がノルウェーのトロムセから来た(241ページ)ことになっている。
 谷川俊太郎が滞在した「トロムソ」である。
ウィキペディアによる「トロムセ」「トロムソ」などと表記するという。
 全く違う本を読んでいて、同じ地名を発見する。
 こういう偶然があるから読書は面白い。
いや、少なくとも、こういうことを面白がる人は読書に向いている。

2018/02/12 22:37 | エッセイCOMMENT(0)  TOP

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