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文明と文化



「第一章ある文明の幻影」で言っていることが面白い。
文化は生き残るが、文明は滅びるというのだ。
これは卓見である。
蒙を啓かれた。

滅びた文明を知るには外国人が書き残したものを読むしかないという。
なぜなら当時の人たちは、あまりにも当たり前すぎて記録に書き留めていないからだという。
そこで渡辺は幕末から明治に日本にやって来た数多の外国人の記録を読み解いて、失われた文明について考察する。
いわゆる「古き良き時代」について考察しているが、「昔はよかった」的な書き方はしない。
渡辺は論理の人であり、情緒に流されないのだ。

大部の本で活字も小さいから通読するのは大変かもしれないが、拾い読みするだけでも面白いだろう。

2018/09/05 16:36 | 本の紹介COMMENT(0)  TOP

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